インディケータとよばれるトレードを補助するツールがFXには数多くあります。
中でも移動平均線はMACDやボリンジャーバンドと並んで1,2を争う人気インディケータですね。
今回は裁量トレードにおける最も有効な移動平均線の使い方をご紹介していきます。
●ゴールデンクロス・デットクロスよりも重要なこと
移動平均線の活用の仕方としてと最もポピュラーなのは、
短期、中期、長期の平均線を表示させ、各移動平均線がクロスするポイントを狙って売買する方法ですね。
ゴールデンクロスであれば買いのサイン、デッドクロスであれば売りのサインという具合ですね。
FXを始めた当初、これを学んだとき、
「え!?これだけ利益になるの?FXって楽勝じゃん♪」
と考えたものです。
みなさんも同じだったのでは?笑
しかし、みなさんもお気づきの通り、
こんな上辺のだけの知識だけで利益を出し続けられるほどFXは甘い世界ではありません。
平均線の数値を最適化すれば勝てるのか?
こちらも大した意味はありません。
では、何をすることが移動平均線を使った意味ある手段なのか?
最も有効な活用は、
移動平均線を利用したトレンド把握です。
●移動平均線でトレンド把握する方法
知らない人もいるかもしれないので、初めに説明しておくと、
移動平均線とは指定された過去何本分かのローソク足の平均値をグラフ化したものです。
平均値をとるポイントとしては始値、終値、高値、安値もしくはこれらの平均値などがあります。
例えば1H足で24MA(MA=移動平均線)を表示させると、過去24本分のローソク足の平均値を表示してくれるわけです。
ちなみに1H足で24本分のローソク足が何を指すかというと、日足と同等であることを意味します。
1日は24時間ですからね。
つまり、
1H足で24MAを表示させることは日足のトレンドを把握することに等しいのです。
MAが上を向いてるのであれば日足のトレンドは上昇に向かっていることを示し、
MAが下を向いてるのであれば日足のトレンドは下降に向かっていることを示します。
FXで利益を挙げるための秘訣は大きな時間足のトレンドに逆らわないことです。
移動平均線を利用すれば、トレンドにばっちり乗ることはできなくても、
トレンドに逆らうことを避けることが可能です。
1H足で24MAより下に価格があるときの買いは避け、24MAより上に価格があるときの売りを避ける
というルールを付け加えるだけでも、トレードパフォーマンスに違いが出てくるはずですよ。
ただし、最後に補足しておくと、
移動平均線によるトレンド把握はあくまで簡易的な分析手段です。
日足のトレンドを把握したいときは、日足チャートを見て判断するのが一番です。
今回の手法は複数の時間足を使って相場環境を判断するのがまだまだ苦手な人や、
相場分析により精度を求めたいという人におススメします。
質問があればドシドシどうぞ!!

人気ブログランキングへ