今回は「トレーリングストップは本当に有効か?」というテーマでお伝えします。
トレーリングストップとは、
エントリー後に思惑の方向に値が伸びていく過程で、
段階的にストップラインをロングなら切り上げていく、
ショートなら切り下げていく手法です。
ロングエントリーの例がこんな感じです。
最初のストップ位置はテクニカル的に根拠があるポイントに置くのが基本なので、
トレーリングストップの位置も同様に、テクニカル的に根拠があるポイントに置くことが大切です。
単に10Pips伸びたからストップラインも10Pipsズラすといった手法はおススメしません。
必ずトレーリングストップしても良いテクニカル的な要素が確認できたから、
ストップラインを見直しましょう。
テクニカル的な要素とは高値更新などのことです。
上のチャート例も高値切り上げのタイミングでストップラインを切り上げています。
エントリー時点で予定していたストップラインより損失幅的に有利な位置に移動させますので、
損失をより小さくした状態で利益を狙えるという点ではトレーリングストップ非常に優れた手法です。
ストップラインがエントリー値以上になれば、損失が発生することはなくなりますね。
トレーリングストップって最高じゃん!!と思った方、ちょっと待ってください。
実はトレーリングストップにも落とし穴はあります。
トレーリングストップに引っかかってからリミットまで伸びていく
このパターンです。
トレーリングストップをしなければリミットまで伸びたパターンですね。
このパターンは本当に悔しいですね。
トレーリングストップは損失幅を小さくできる反面、利確機会を減少させる恐れもあるわけです。
じゃーどうしたらいいんだよ!?
という声が聞こえてきそうですが、
トレーリングストップを採用するかは自身のトレードを振り返ることで決めるのが一番です。
トレードを振り返った結果、トレーリングストップを採用したほうが利益が残るのであれば、
採用すべきでしょうし、
トレーリングストップを採用した結果、あまり利益が伸びない、
もしくは損失になるパターンが多いのであれば、素直に見送るべきです。
わたしはトレーリングストップしないほうが利益が残ることが分かったので、
トレーリングストップはしていません。
エントリー時のストップで放置です。
参考にしてみてください。
<オマケ>
トレードを振り返るためにはトレード記録が不可欠ですし、
同じルールを繰り返したトレードでないと振り返りの意味がないので注意しましょう。

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