以前こちらの記事で、通貨の強弱からトレード勝率を高めるコツをお伝えしました。
トレードタイミングの時にどの通貨が一番強く、どの通貨が一番弱いのかを掴むことでトレードをより有利に進めることができます。
今回は僕が実際に行ったトレードを例に、通貨強弱の判断から利益に繋げる具体的な方法をお伝えします。
●トレード銘柄の選択方法
今回、僕が選択した銘柄はオージードル円です。
4/10の週です。
この週は前の週から引き続いて円が強く、クロス円は軒並み下落している状況でした。
こんな感じです。どれも下降トレンドですね。
トレンドがでていますので、クロス円であればどの銘柄でもトレードしやすい状況なんですが、
なぜ僕がオージードル円を選択したのか?が今回のテーマのポイントです。
前回の記事でも解説したように、FXにおける銘柄は2つの通貨から成り立っており、
それぞれの通貨需給のバランスにより値動きが生まれるわけです。
強い通貨がある一方で、弱い通貨が必ず存在します。
一番強い通貨と一番弱い通貨の組み合わせであれば、当然、一方向に価格が伸びやすくなります。
今回のケースであれば、
”強い通貨”はクロス円銘柄の軒並み下降トレンドになっているのを見れば、
円であることは疑いの余地はありません。
(円が買われている、つまり強いから下落するのです)
では、”弱い銘柄”は?
この答えは各クロス円銘柄で円と対になっている通貨を見比べていけば分かります。
上の例チャートであれば、円と対になっている通貨は、
米ドル、ユーロ、ポンド、オージードル、ニュージードル、カナダドルですね。
これら通貨が対になっている銘柄を見ていけば(ユーロポンドとかですね)、
この中で一番弱い通貨を導き出すことができます。
例えば、ユーロ米ドルをみてみましょう。
ここ最近の動きはMAが下向きで価格を下げているので、
ユーロより米ドルが強い、つまりユーロが弱いことが分かります。
では、他の通貨はどうか?
オージードル米ドルをみてみましょう。
こちらもユーロ米ドル同様に、MAが下向きで価格を下げていますので、
オージードルより米ドルが強い、つまりオージードルが弱いということが分かります。
この3通貨の中で一番強いのは米ドルであることは分かったので、
ユーロとオージードルどちらが弱いか、最弱を決めます。
ユーロオージードルのチャートをみてみましょう。
目立つ高値安値を切り上がて上昇トレンドの形になっていますが、
ここ最近の動きは、MAの上にはいるけど、どちらが強いとは言い難い状況であることが分かります。
BBも収縮してますしね。
強いて順位付けするのであれば、ユーロの方がオージードルより僅かに強いですね。
以上から3通貨の順位付けをすると、
米ドル > ユーロ ≧ オージードル
ということが分かりましたので、
一番強い通貨の円と、一番弱い通貨のオージードルの組み合わせである
オージードル円のショートを選択したわけです。
厳密に言えば、トレード時ではカナダドルやニュージードルなんかも見ていたんですが、要領は同じなので割愛しますね。
4/10に売りポジションを持って、4/11の夜に決済したので、
100Pips以上の利益になりました。
結果としてユーロ円も同じぐらい下げましたが、
ユーロとオージードルの強さに大差はなかったので当然っちゃ当然ですね。
いかがでしたか?
チャートの形だけではなく、通貨の強弱を利用することも効率よくトレードするのに最適だと思いませんか?
慣れてくれば大して難しい分析ではないのでぜひチャレンジしてみてください!
こちらで活用できるサイトを紹介していますので参考にしてみてください。
質問があればドシドシどうぞ!!

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