今回はちょっとニッチな部分について触れたいと思います。
ポジション量に対する意識の話です。
テクニカル分析を屈指してトレードする上でポピュラーな要素は、
チャートパターンであったり、トレンドライン、サポート・レジスタンスラインといったラインを使ったトレードなので、
ポジション量=テクニカル分析と捉えずらいかもしれませんが、
ポジション量を意識することも立派なテクニカル分析です。
●ポジション量とは
ポジション量とは、相場に参入しているトレーダーが保有している売りポジションもしくは買いポジションのことを指します。
上昇トレンドであれば買いポジションが売りポジションより多く、
下降トレンドであれば売りポジションが買いポジションより多いということです。
レンジ相場であれば買いポジションと売りポジションが拮抗している状態を表します。
●ポジションの量の意識が利益に変わる
言葉にすると単純になるんですが、
FXは損した人の資金が得した人の資金に移り変わります。
ということは、相場に溜まっているポジションが投げられる、
つまり損切のポジション量を意識すれば利益に変わるということなんです。
例えば、あるレンジ相場がロング方向へブレイクすれば、
それはイコール、レンジ相場内で売りポジションを保有していた人が、
損切したことを意味し、ブレイク後にロング方向に価格が伸びていきます。
当然ながら、期間が長いレンジ程、レンジ内で溜まっている売り買いのポジション量は多くなりますので、
どれだけの期間レンジを作っていたかも、ブレイク後の伸びに大きく関わります。
テクニカル手法の代表格としてブレイク後の押し・戻りを狙う手法がありますが、
これにもポジション量の意識は大いに活用できます。
押し・戻りの動きの中で発生したポジション量が、
ブレイクに対して大きければ押し・戻りが機能しにくかったりしますし、
押し目・戻り水準における価格帯でのポジション量が、
押し・戻りの動きでのポジション量と比較して小さければ、
うまく押し目・戻りが機能しなかったりします。
いかがでしたか?
ポジション量について興味がでてきましたか?
ポジション量に対する意識はこれまでに磨いてきたテクニカル分析の力をさらに引き延ばしてくれます。
ぜひテクニカル分析のテクニックのひとつとして取り入れてみてください。
次回は具体例も交えてポジション量について引き続きお話ししたいと思います。
質問があればドシドシどうぞ!!

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