あなたは「型」と呼ばれるものをご存知でしょうか?
剣道、柔道といった武道、茶華道の〇〇道を経験したことのある人はご存知かと思いますが、
「型」とはその道の基本となるべく所作のことを言います。
見習い時代に「型」を徹底的に磨くことによって、
誰しもがその道の「プロ」へと成長していくわけです。
将棋に囲碁さらには麻雀にも定石と言われる「型」が存在しますね。
僕は高校まで野球をやっていましたが、野球の型は「キャッチボール」です。
キャッチボールの捕って、投げるの動きが野球の動き(所作)の全ての基本であり、
プロ野球選手は例外なくキャッチボールを卒なくこなします。
柔道の一本背負い、
ボクシングのKO勝ち、
野球のホームラン、
麻雀の役満、
などなど
プロの世界を観ると、どうしても派手な技ばかりが目立ちますが、
これすべては「型」となる基本をマスターしているからこそ成せる「業」なのです。
「基本が知らん奴は、試合になったら何もできやしねーんだ!!」
漫画「スラムダンク」で、スラムダンクばかりやりたがる主人公の桜木花道に対して、
バスケ部主将の赤木剛憲が一喝した言葉です。
正にその通りですね。
逆を言えば、基本さえしっかりできていれば本番でも何かができるということです。
現に桜木花道はバスケの基本だけを身に付けて、県内、全国の強豪と互角以上に渡り歩きましたね。
(ま~これは花道の身体能力があったからの話でもありますが・・・)
ちょっと話が脱線しましたが・・・、
当然ながらトレードにも「型」は存在します。
トレードの型となるべく基本の動きは何なのか?
ちょっと考えてみましょう(/・ω・)/
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考えましたか?
それでは答えです。
「エントリーとエグジット」
これがトレードの型です。
???な人もいるかもしれませんが、
エントリーしなければトレードは始まりませんよね?
そしてエグジットしなければいつまで経っても利益になりませんよね?
エントリーとエグジットがトレードの始まりであり終わりなのです。
ボタン操作を含めたエントリーの仕方を知らない、もしくは慣れていなければ、
いくらチャンスが目の前にあったとしても逃すだけです。
エグジットの仕方も然りですね。
だから、
トレードを始めるときはまずは徹底して「エントリーとエグジット」を身に付けるのです。
そして、これは「型」なので「無意識」に実行できなければいけません。
プロが本番中にいちいち「型」を頭で整理しながら行っていたのでは、
他のライバルに捻り潰されちゃいますよね?
先述した通り、野球の型は捕って、投げる「キャッチボール」ですが、
守備中にボールが飛んできていちいちこれを頭で考えていたので、
打者をアウトにできません。
頭で考えるより先に体が動くのです。
トレードの型も同じです。
エントリーとエグジットは頭でなく指先が勝手に動くレベルまで持っていきましょう。
そして、無意識レベルでこなして初めて、
相場分析というプロが成せる「業」で他と差をつけるステージに行けるのです。
ちなみに証券会社の新人ディーラーは、まずは徹底してエントリーとエグジットを身に付けるために、
ひたすら「スクラッチトレード」を繰り返すそうです。
※スクラッチトレードとは、エントリーしたら損益がゼロのところでエグジットする訓練です。
また、エントリーとエグジットは、
トレードにおいて資金管理を除いて唯一、自分自身でコントロールできるファクターです。
相場がこれから上がるのか下がるのかは、
相場に大きな影響を与える大口投資家でもない限り、
コントロールするのは不可能です。
しかし、これから相場が上がる可能性がある、
下がる可能性があるかを判断してエントリーするのは自分で決めることができます。
だったら、
自分でコントロールできるところにパワーを注いだ方が圧倒的に意味がありますよね?
エントリーしてから「相場よ上がれーーーー!!」と願っても、
無駄なのは明らかですもんね。
エグジットも然りで、
相場が利益目標値まで伸びてからエグジットするかどうかは自分でコントロールでき、
逆に伸びた場合に損切するかどうかも自分でコントロールできます。
もっと利を伸ばせた!
もっと浅く損切できた!
という感情は、
相場のせいでもなく、他人のせいでもなく、「自分だけの」責任です。
自分自身で徹底的にコントールできる部分(=型)を磨いてこそ、
相場での明るい未来が待っていますよ。
型にハマらずして、型破りなことはできませんからね。
まずはしっかりと「型」を身につけましょう!!
質問があればドシドシどうぞ!!

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