最近、親しい友人にトレードを教える機会があるんですが、
その友人が持った”悩み”を今回はシェアしたいと思います。
意外とこの悩みを持っている人は多いのかな~と思います。
その悩みがこちら。
「ポジション保有中に上ヒゲ(下ヒゲ)の長いローソクや
大陰線(大陽線)が出ると焦って薄利でもポジションを閉じてしまいたくなる」
どうでしょうか?
自分もこの悩みを持ったことがある!という人もきっといますよね?
基本的なテクニカル分析の書籍には、
ローソク足の形状をまとめたものが多いので、
FXの学び始めにローソクの形状を勉強をする人は多いかと思います。
・・・僕もその一人です。
で、この時にやはり印象に残るのが、
上昇の勢いを示す「大陽線」、下降の勢いを示す「大陰線」、
相場の反転を示す「上ヒゲの長い足」と「下ヒゲの長い足」
と言ったところなんでしょうね。
だから、
例えばロングポジション保有中に「大陰線」や「上ヒゲの長い足」が出現すると、
相場が反転すると勝手に焦って、利益があるうちにポジションをクローズしたいと考えてしまうんでしょうね。
でもね、
実はローソク足の形というのはそれ単体ではあまり意味を成さないのが現実なんです。
どういうことか・・・?
ローソク足の形状はチャート上のどこで出現するかに意味があるからです。
例えば、下のチャートの様に、
価格が上昇した先にレジスタンス(水色ライン)があったとします。
レジスタンスとは価格が抑えられやすいポイントなので、
そのポイントで反転を示す「上ヒゲの長いローソク足」が出現することは意味があります。
レジスタンス付近で出現することで、
レジスタンスの効力と重なって価格が反転していく可能性をより高くなる」わけですね。
実際にこの相場がその後どうなったか・・・
レジスタンスのポイントで「上ヒゲの長いローソク足」が出現して価格が下落しました。(これはむっちゃキレイですねww)
このローソク足がレジスタンスからの下落中に出現しても大した意味はないんですよね。
なぜなら、
相場というのは、ローソク足の形状よりも価格が向かう方向(トレンド)と、
価格が抑えられるポイント(サポート・レジスタンス)に重きを置くことの方が、
圧倒的に意味があるからです。
そりゃね、
下落中に「大陽線」や「下ヒゲの長い足」が出現して一時的に価格が上昇することもありますが、
結局は本来向かう方向に戻ってきます。
(もちろん、そのまま上昇してしまうこともありますが、それは仕方がない・・・)
上の例は、上ヒゲの長い足を例にしましたが、
同じく大陰線や大陽線も相場のどこで出現するかに意味があり、
高値安値のブレイクや、レンジのブレイク時に出現することに真の意味があります。
どうしてもローソク足の形が気になってしまっている人は、
思い切って無視してしまいましょう!
繰り返しになりますが、
利益を出すために最も重要なことは相場環境の把握であり、
ローソク足の形はオマケみたいなものです。
今この時、相場で何が起こっているか?を優先して考えて見ましょう。
質問があればドシドシどうぞ!!

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