トレードで利益を得るためには、
優位性の高いポイントでトレードする必要があります。
優位性とは、簡単に言えば「勝つ確立が高い」ということですね。
しかし、優位性の高いポイントで単純にトレードしていても、
「あること」を考慮しなければ利益を残すことは不可能なんですが、
意外とこの「あること」を知らない、考えたことがないという人は多いです。
では、その「あること」とは何なのか?
●これを知らないと勝てません!トレードエッジとは
「あること」とは「トレードエッジ」のことを指します。
ここでいう「エッジ」とは「優位性」のことであり、
冒頭でもお伝えした、
「優位性の高いポイントでトレード」の「優位性」です。
しかし、
「優位性」とはトレード一つ一つに対して意識するだけでは不十分で、
トレード全体でも考える必要があります。
それが「トレードエッジ」なのです。
トレードエッジとは、トレード全体での優位性を数値化したもので、
TE=勝率×平均利益-負率×平均損失
で算出することができます。
TEはトレードエッジのことですね。
簡単に説明すると、
TEがプラスの数値であれば、トレード全体としての優位性もあり、
収支は右肩上がりになっていくことを表します。
数値が大きければ大きいほど、右肩上がりの角度も上がっていくわけですね。
反対にTEがマイナスの数値であれば、トレード全体としての優位性はなく、
収支は右肩下がりになっていくことを表します。
あなたは自分のTEがいくつであるか把握していますか?
●トレードエッジを算出をしてみよう
トレードエッジの算出を実際にやってみましょう。
例えば、勝率、平均利益、平均損失が異なる二人のトレーダーがいたとします。
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勝率 平均利益 平均損失
トレーダーA 30% 10,000円 3,000円
トレーダーB 80% 3,000円 8,000円
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どちらが優秀なトレーダーだと思いますか?
単純に勝率だけでみれば勝率80%を誇るトレーダーBの方が優秀そうですよね。
ではでは、実際に二人のTEを見ていきましょう。
(1)トレーダーAのTE
TE=0.3×10000-0.7×3000=900
(2)トレーダーBのTE
TE=0.8×3000-0.2×8000=800
はい!結果はトレーダーAの方がTEは大きいですので、
数値上は勝率の低いトレーダーAが優秀ということが明らかになりました。
単純に勝率の良さだけでトレードの良し悪しを判断できないということが、
TEという具体的な数値を示すことでハッキリしますね。
上の例の場合は、両トレーダー共にTEはプラスの数値ですが、
当然、勝率が良くても平均利益<平均損失であればTEがマイナスの数値になることがあります。
一つ一つのトレードで折角、優位性の高いポイントでのトレードができていても、
平均利益<平均損失の関係になっているだけで、
TEは小さく、もしくはマイナスになってしまうわけですね。
これはリスクリワードの考え方が大きく関係してきますので、
こちらの記事を参考にしてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
TEのように、人は具体的な数値を示すことで、
自分が現在置かれている状況をより理解することができます。
ぜひぜひご自身のトレードエッジを知っておきましょう!!
質問があればドシドシどうぞ!!

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