今回は【エグジット】についてお話しします。
エグジットとは、保有しているポジションを手仕舞いすることであり、
利益になった手仕舞いを「利食い」、
損失になった手仕舞いを「損切」と言います。
前回の【さー、エントリーしよう!】でもお話しましたが、
エグジットはエントリーと同時に考えるべき事項であり、
しっかりと出口の戦略を持ってトレードすることが大切です。
出口戦略を持たずしてトレードすれば冷静さの欠片もない、
ただ本能の赴くままにトレードしてしまう醜い姿に陥ってしまいますので、
「損大利小」はあってはも「損小利大」はありえないと思ってください。
これは普段どれだけ頭がキレる人でも同じであり(ごく稀にいる天才は別ですが・・・)、
人間の本能は「損をしたくない!」と思うようにできているのです。
では、【エグジット】について戦略立てる上で大切なことお伝えしたいと思います。
①損切ラインを先ず決める
なんでいきなり損切のことを考えなきゃいけないんだよ!
と思うかもしれませんが、損切の理解なくしてトレードで利益をあげることはできません。
先に述べたように、ただ本能の赴くままにトレードをしても「損大利小」になるだけです。
まずはそのトレードにおける損失額を決定することから、
トレードが始まるということを理解していきましょう。
②損切ラインはどこに置く?
つづいては損切ラインをどこに置くか?ということですが、
これには正解はありません。
何を無責任な!?
と思いでしょうが、相場は教科書通りに動くものではないので、
置いた損切ラインんがうまく機能して、含み損から含み益に変わる、
ということもあれば、
損切ラインに引っかかった後に、目標としていた利食いポイントに到達、
なんてことも起こる得るのです。
そのため、ここに置けば間違いない!という損切ラインはありません。
しかしながら、意味があるポイントに損切ラインを置く意識は非常に大切です。
意味があるポイントとは、
前回の高値安値や重要なサポート・レジスタンスやフィボナッチラインのことであり、
つまりはテクニカル的に根拠があるポイントのことです。
よく30Pips逆行したら損切すると言った固定損切のルールを目にしますが、
ボラティリティによっては上記のテクニカル的な根拠があるポイントに
損切ラインを置けないことがありますのでおススメしません。
ロット調節すれば30Pipsの損切幅でも、100Pipsの損切幅でも、損失額を固定できますので、
損切ラインはテクニカル的に根拠があるポイントに置くように心がけましょう。
また、
ご自身の損切ルールを決め、そのルールをただ愚直に守るということも大切です。
トレードする度に変えてはいけません。
いいですね?ただ愚直に守ってくださいね。
③利食いラインはどこに置く?
利食いラインも損切ラインと同じで正解がありません。
損切ラインと同じようにテクニカル的な根拠があるポイントにおけば問題ないですし、
極論、エントリーポイントから損切ラインまでの幅より広ければどこでもいいです。
以上がエグジット戦略での大切な事項です。
きっちりとルール化して本能に負けないトレード戦略を立てていきましょう。
めざせ「損小利大」!!
質問があればドシドシどうぞ!!

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