以前こちらの記事で勝ち組が注目するパニックの動きについてお伝えしました。
思惑の動きと逆の方向に価格が一気に下落もしくは上昇するということは、
いまその時の相場で間違いなく何かが起こっているということです。
ポジションを保有したい!という意欲的な動きにしろ、
ポジションを投げたい・・・という悲観的な動きにしろ、
価格が明らかに一定方向に動いているということは相場の方向性がハッキリするわけなので、
当然ながら、その方向に仕掛けたほうが勝率は高いです。
プロはここを見逃しません。
それでですね、
今回はパニックの動き以外でプロが注目する動きについてお伝えしていきます。
●起こるべき動きの失敗
起こるべき動きというのは、言うなれば、
このチャートパターンであれば次はこういう動きになる確率が高い!
という動きです。
上昇トレンドの押し目からの高値更新であったり、
ヘッド&ショルダーのネックラインブレイクからの価格の下落であったり、
というように一般的に認知されている動きが起こるべき動きです。
例えば、こんな感じで典型的なH&Sの動きがあればショートを狙いたくなりますよね?
ネックラインブレイク後の戻りをショートで狙うなんてのが最高ですね。
恐らくあなたが売りたいと思うということは多くの人も同じポイントで売りたいと考えるはずです。
しかし、これが既に大衆側(負け組)と同じ思考であったりするのです・・・
ここからがプロが注目する動きです。
ネックラインまでの戻りから順調に下げていくのが、
ここでの起こるべき動きですが、
安値を更新しきらず価格が上昇し、H&Sのヘッド部分(高値)までもブレイクしたらどうでしょうか?
恐らくですが大抵の人がヘッド部分(高値)に合わせて損切ラインを決めますよね?
ということはH&Sパターンから売っていた人はどんどん相場から撤退していく訳です。
すると価格がどんどん上昇していきます。
これがつまりは起こるべき動きの失敗です。
こうなって初めて相場を冷静に分析していたプロが参入し、
相場から撤退していく大衆側の動きを利益に変えていきます。
(つまり、ここでは買いで利益を得る)
相場で利益を得るということは、反対に損をしている人がいるということです。
損をしない側に回るためには、
常にこういった大衆(負け組)ならどういう行動にでるか?ということは考えていかなければいけません。
チャートパターンに身を任せてトレードしている人は、
エントリー前に一歩踏みとどまり、
「ここで起こるべき動きが失敗したらどれだけの人が損するだろう?」
と考えてみましょう。
それだけであなたも立派な非大衆、つまりはプロですよ。
質問があればドシドシどうぞ!!

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