以前、こちらの記事で相場からの「一発退場」をさけるための、
指標発表に対する心構えをお伝えしました。
米国の雇用統計が特にですが、
指標発表により相場がテクニカル的な要素を無視したトンデモナイ動きをすることがあります。
トレーダーの中にはこういった指標の大きな動きを予測して、
指標発表前にポジションを仕掛け大きな利益を狙うことを好むトレーダーもいますが、
指標発表の結果により価格がどちらに傾くは結局蓋を開けて見なければ分からないことなので、
ほとんどギャンブルです。
なので、
デイトレードに勤しむみなさんであれば、
こういった突発的な動きが起こることが予想される、もしくは起こった相場でのトレードは無視して、
我々の土俵であるテクニカル分析で勝負いくことだけを考えましょう。
今週はまさにこれを体現すべきイベントがありましたね。
そう!アメリカ大統領選です!!
僕の廻りでも朝からこの話で持ち切りでしたが、
なんとも残念な会話が飛び込んできていました。
「わ、トランプリードで円高になってるやん。持ってる株が大損や。。。」
←いやいや、現金化してたらよろしかったやん。
「一か八か株を買いまして利益を狙いました!」
←え!?あなたにとって株はギャンブルなの?
「損がどんどん膨らんで心臓に悪いわ・・・」
←いやいや、どうなるかわからない相場で保有するからですやん。
「トランプ勝利確定・・・終わった・・・」
←これを機に投資の考えを改めてはほうがいいんちゃう?
などなど、
本当に投資家、トレーダーとして低能な会話ばかりでした。
デイトレードを主としてトレードしているのであれば、
当然、選挙前に保有しているポジションを整理すれば、
何もダメージを受けることもないわけですし、
長期投資でファンドを組んでいるのであれば、
長い目で見たときに今回のイベントはしゃっくりのようなものです。
(結局、一日で選挙前の株価に戻りましたね)
株安の状況になったらなったで安い価格で株を買えるというメリットがあるわけなので、
そこまで悲観することは全くないですし、一喜一憂するのは本当に無駄なエネルギーです。
そもそもこの人たちはどういう目的で投資・トレードをしているんでしょうね?ww
デイトレードであればデイトレードを始める目的が、
長期投資なら長期投資を始める目的がちゃんとあったはずであり、
その目的をちゃんと整理できているのであれば、
世間的にどれだけ大きな一大イベントであっても、
自身の戦略に信念があればブレることは決してないと思います。
終いにはトランプ勝利確定の後はひたすら少しでもポジティブな情報探しに没頭する始末ですからね。
「過去の大統領選の後は基本的に右肩上がりになってるから、ま~ダイジョウブやろ!」
(だったら選挙前からこの情報調べて、大統領選の結果なんて無視でいいじゃん!!と心の中で叫びましたww)
ほんと今日は投資家・トレーダーとして3流の振る舞いを目の当たりにしましたが、
勝てる投資家・トレーダーは例外なくこのような振る舞いはしないですからね。
ネットの掲示板などで今回の件で騒いでる人で利益を安定的に出している人はほとんどいないでしょうね。
一流の投資家・トレーダーはこういう時はただただ静観していますからね。
もしくは大きなケガをしない程度に枚数を調整して相場に挑んでいますね。
僕自身は投票日前日にすべてのポジションを整理して相場を静観していました。
市場が落ち着いてから相場に復活です。
我々個人トレーダーは利益ノルマがあるわけではないので、
自分がやりやすい相場状況になるまで待つことができます。
この特権は使わなきゃ損です。
では、また(^^♪

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