最近つくづく、相場とはマネーの奪い合いなんだなと感じています。
相場から大金をガッポリ稼ぐトレーダーの裏側で、
損失を重ねるトレーダーが数多くいるわけですからね。
ほんと、トレードは典型的なゼロサムゲームです。
しかしトレード―をするにしろ、なにか実業的なビジネスをするにしろ、
他より秀でた行為をしないことには結果はついていきません。
結果を出す、つまりはお金を稼ぐためには、
他より秀でるためには「何をしなければいけないのか」を
常に考えるクセを持つことが大事ですね。
そこで今回はトレードの強者、つまり勝ち組だけが見ている
相場で最も重要な動きを解説していきます。
勝ち組が相場のどこに注目しているのか?
一緒に考えていきましょう。
●強者が注目する相場の動きとは
相場における「買いたい人」と「売りたい人」の心理思考を具現化したものがチャートです。
「買いたい人」の意欲が「売りたい人」の意欲より勝れば、
相場はどんどん上昇していきますし、
逆に「売りたい人」の意欲が勝れば、相場は下降していきます。
「買いたい人」と「売りたい人」の意欲が拮抗しているときの動きがレンジ相場ですね。
で、当然ながら利益を挙げるためには意欲の強い方に乗っかることが大事です。
しかしですね、実はもっと大事な要素があるんです。
それは、
「自分がエントリーする方向に相場が動いたときに、
どれだけの相場参加者が相場から撤退するかを考える」
ということです。
相場からの撤退とは損切のことです。
ここで、冒頭の話を思い出してください。
相場とはゼロサムゲームなのです。
つまり、利益を得る人の裏側で損をする人がいるということです。
もっと言うと、
相場から撤退する(=損切)人が多ければ多いほど、
その損切方向に価格が伸び、利益を得る人がいるということです。
相場の強者(勝ち組)は常にこういったポイントを探っています。
では、どういう動きに注目することで強者と同じ目線に立てるのか?
次章で具体例を交えながら解説していきます。
●パニックの動きに注目する
パニックの動きとは、簡単にいうと、
「それまでの動きが否定される動き」のことをいいます。
上昇トレンドで価格が順調に伸びている所から急激に価格が下落する動き、
レンジ相場がブレイクする動き、
これらが代表的なパニックの動きです。
ひとつ具体例を見ていきましょう。
ピンク色で囲った部分がいわゆるパニックの動きです。
チャートの左側からずーっと相場が上昇する動きが続いていましたが、
ピンク色で囲った部分で急激に下落しています。
典型的なパニックの動きですね。
ご自身がポジションを持っていると思って考えて見て下さい。
黄色で囲った部分で仮にロングポジションを持っていたのであれば、
ピンクの動きにより間違いなく含み損状態です。
ロングポジションを持っている状態でこんな急落があったらどういう感情になりますか?
間違いなく「ヤバイ・・・」と思いますよね?
すると取るべき行動は損切です。
水色で囲った部分でロングポジションを持っている状態であれば、
まだ含み益からもしれませんが、薄利もしくは損失になることを恐れて、
早々に撤退したいと考えるのが普通の心理ですよね?
ここが正に、
「自分がエントリーする方向に相場が動いたときに、
どれだけの相場参加者が相場から撤退するかを考える」
に該当するポイントなのです。
慣れないうちはこういったパニックの動きに戸惑いを感じるかもしれませんが、
その戸惑い、不安こそが強者が「当たり前」と感じているポイントなのです。
戸惑い、不安に感じるのは大衆側(負け組)だけで、
強者(勝ち組)にはチャンスとして見えているということですね。
ぜひパニックの動きに注目して相場を見つめてみて下さい。
これまでと違った視点で相場が見れるはずですよ。
質問があればドシドシどうぞ!!

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