相場というものは生き物であり、
チャンスに溢れた相場もあれば、逆に乏しい相場もあります。
チャンスに溢れた相場であれば自分の得意とするポイントに絞って、
コツコツと利益を積み上げることはさほど難しいことではありません。
しかし、
チャンスに乏しい相場であれば、トレードチャンスがそもそも少ないので、
自分が得意とするパターンが出現することも比例して少なくなります。
このような相場状況でどういう対応がとれるかでトレーダーとしての真価が問われます。
●チャンスが乏しい時ほど愚行に走りやすい
我々個人トレーダーは利益を挙げるためにチャートを見て、そして相場状況を把握します。
基本ですね。
相場状況まで把握したのならトレードしたいと思うのが人間の性ですが、
チャンスでもない相場でトレードすることは愚行以外のナニモノでもありません。
トレードの世界に見逃しの三振はありませんので、
チャンスではない相場は素直に見送るのが吉なのです。
結果として思惑の方向に価格が伸びるかもしれませんが、
それは「タマタマ」と捉えるのが賢明であり、
本当にこのポイントは狙えなかったのか?と相場を振り返る行為はあまりおススメしません。
このような状況で相場を振り返ると、どうしても自分の都合よく解釈してしまいますので、
その場では「よし!これは次のトレードに活かせる!」と思っても、
結局それは改善ならぬ改悪となってしまうからです。
チャンスではない相場であれば、そっとチャートを閉じましょう。
ではでは、
チャンスが乏しい相場が1日では終わらず、3日、4日と続いた場合も同じような立ち振る舞いができるでしょうか?
相場というのは往々にして数日チャンスが訪れないことはよくあります。
ノートレードの期間が長く続くとどうしても「トレードしたい欲」が強くなりますので、
相場を自分の都合よく解釈してしまい自分の得意なパターン以外で勝負してしまい、
最悪の場合はチャンスでもなんでもない、むしろトレードすべきではないポイントを
「チャンス」と勘違いしてしまいます。
するとどうなるか・・・
当然、損失が重なります。
損失が重なるので不安になります。
不安が自分のトレードの自信を奪います。
トレードの自信がなくなり得意パターンでも攻めれなくなります。
自分が何が得意なのか分からなくなります。
こうなってしまうわけですね。
こうなってしまうと中々、自信を持ったトレードに戻れなくなってしまいます。
勘違いしている人が多いですが、
優秀なトレーダーとはどんな相場でも利益に変えれるトレーダーではありません。
自分の得意な相場状況だけでしっかりと利益を積み上げ、
苦手な、もしくはチャンスがない相場では徹底して「待つ」のが、
優秀なトレーダーなのです。
トレードしなければ利益は得れない代わりに確実に損失「ゼロ」ですからね。
なのでノートレードが続いても焦る必要はまったくありません。
焦りが結局「トレードしたい欲」を生んでしまうので、
トレード回数の多さは利益には直結しないことを深く自身の中に落とし込み、
ノートレードが続いても何とも思わないメンタルを養っていきましょう。
ちなみに私は1週間ノートレードということはよくありますが何とも思いません。
だってトレードチャンスがないんですもん(笑)

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