トレードする上で絶対に避けなければいけないことが「一発退場」であり、
それを避けるために知っておくべきことが「指標発表」です。
指標発表は各国それぞれの雇用統計、GDP、小売売上高などの様々な発表があり、
指標によっては相場に与える影響が大きいものあります。
特に米国の雇用統計は発表直後に数百Pips動くほど影響力が高いので、
発表前には例え損を確定させるのが嫌であっても保有しているポジションをクローズすべきですし、
新たなポジションを建てることは避けるべきです。
指標による動きが功を奏し、含み損が含み益に変わる、
大きな利益がとれたなんてこともありますが、
それは所詮、た・ま・た・まです。
どこかのタイミングで大きな損失を被ることになりますよ。
指標の結果を予測して、発表前にポジションを予め仕込んでおく手法もあるようですが、
予測がこうだからこっちに価格が伸びるなんていう保証はどこにありません。
同じような発表結果であっても、ある月の価格動きは大きく上昇、
ある月は大きく下落なんてこともありますからね。
このブログを読んでくれているあなたは、
テクニカル分析を屈指して相場から利益を生み出そうとしている人だと思いますので、
指標による運任せなトレードは控え、しっかりと相場環境を把握した上でトレードしていきましょう。
●指標発表のタイムスケジュールはおさえておく
米国の雇用統計は月初めの金曜日というように指標発表の日時は決まっていますので、
重要な指標発表はしっかり把握しておきましょう。
また、各国の指標発表がどの時間帯に行われるかもおさえておくことは大事です。
オーストラリア系であれば10:30、
英国であれば17:30、
EUであれば18:00
米国であれば21:30と23:00
(※時間はすべて日本時間でサマータイムです)
という風にどの時間帯に発表があるかは決まっていますので、
トレードする通貨の指標発表が30分後に控えているなんていう状況であれば、
指標発表による動きを待ってからトレードする等しっかりと対策をとりましょう。
特にオーストラリア系と英国の指標発表は激しく価格が動く要因となりやすいので、
注意が必要です。
ちなみに私は「羊飼いのFXブログで指標確認しています。
●指標発表を意識しすぎない
ここまでクドクドと指標発表を意識してトレードしましょうということをお伝えしましたが、
意識しぎることもまたあまりおススメできる行為ではありません。
雇用統計、GDP、小売売上高といった重要視される指標発表だけでも頻繁にありますので、
指標を意識しすぎるとトレードするタイミングを失うことなりますからね。
新規にポジションを建てるときは1時間後や30分後の指標発表を意識すべきですが、
すでに保有しているポジションに対しては指標発表は無視してしまっても問題ないと思います。
結局、指標発表によりどちらに価格が動くかは分からないので、
テクニカル的な根拠が崩れない限りは保有してしまえばOKというのが私の考えです。
ただ、米国の雇用統計とFOMC絡みはテクニカル的な動きを無視して動くことが非常に多いので、
この二つに関しては例外的に保有ポジションを決済してしまいましょう。

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