FXは、これさえやっていれば絶対に勝てる!!
という必勝法というもの存在しません。
(必勝法などというものがあれば、おそらく市場が成り立たなくなるでしょうね)
どんなに優れたトレーダーであっても、負けトレードはあります。
安定的に利益を出すトレーダーとは、
「買ったり負けたりを繰り返しながらも収支は右肩り上がりにする」トレーダーです。
決して100回トレードして100回とも勝つトレーダーではありません。
ひとつひとつのトレードに対して優位性を求め、
少しでも勝率の高いトレードを繰り返していくことで、
収支を右肩上がりにしていくのです。
では、どのようにして優位性の高い、つまり勝率の高いトレードを実践していくのか?
それが依然こちらの記事でもお伝えした、
「トレード足に合わせた上位足の相場環境を把握する」ということです。
トレード足のチャートだけを一生懸命に左から右に眺めて、
チャート全体の動きを把握してるぜ!!と自信満々に言えても、
この行為は結局「木を見て森を見ず」です。
FXで利益を挙げるためには、
今の相場が「森」のどこにいるかを把握するスキルが必要不可欠であり、
「森」を把握する行為が上位足の相場環境の把握なのです。
その中での重要になってくる上位足がなんといっても日足です。
(スウィングトレードが主戦場の方であれば週足や月足なんですが、
ここではデイトレ、スキャル目線で話を進めていきますね。)
日足の環境が下のチャートのように下げトレンドが明確であれば、
当然、戻しを狙ったショートが優位性の高いトレードです。
逆にこの相場環境でのロングは優位性が低いということも言えますね。
下のチャートは先ほどと同じように下げトレンドではあるんですが、
直近の動き(右端の動き)に注目して頂くと、もみ合っていることが分かると思います。
このような相場環境も同じようにショートを狙っていくトレードが優位性が高いんですが、
しっかりとポイントを見極めないと損切を連発をする恐れがあります。
なかなか収支が右肩上がりならない方はこういう相場環境でやられることが多いのでないでしょうか?
(僕がそうでしたから・・・)
最後に4H足とのセットでチャートを見ていきましょう。
こちらは4H足のチャートです。
下げトレンドかつレジスタンスからの反発が確認できますので、
青色のゾーンからショートを狙っていきたくなるトレードですね。
このときの日足のチャートがこちら。
日足は上げトレンドであり、戻りの動きが一服して再上昇していくかも?という動きです。
青色で囲った部分が4H足で下げトレンドと見えていた部分なんですが、
どうでしょうか?
この状況で先ほど4H足を見たときに判断したショートは優位性が高いでしょうか?
・
・
・
4H足の動きは日足の動きの一部にしか過ぎず、
4H足より大きい日足が上げトレンドである以上、優位性は高いとは言えませんね。
この場合であれば虎視眈々とロングを狙っていくのが優位性の高いトレードです。
いかがでしたでしょうか?
このように日足の相場環境をしっかりと把握することで、
その時その時で最適なトレードポイントを決定することができます。
無駄トレードの削減にも日足の動きの把握が効いてきますので、
ぜひ実践していってください。

人気ブログランキングへ