実は重要!?GMTとは


MT4を使ってトレードし始めたころ、

「どのGMTを使えばいいんだろう?」と疑問を持っていました。

こっちのMT4ブローカーはGMT+0だけど、こっちはGMT+3/+2、さらに他の時間もある。

最初はGMTで何が違ってくるのかもよく分かっていませんでした。

おそらく同じ疑問を持った人は多いのではないでしょうか?

●そもそもGMTとは?

GMTとはGreenwich Mean Timeの略で日本語ではグリニッジ標準時と訳されます。

グリニッジとはイギリスの経度0度に位置する都市の名前で、

ここが世界の基準時間となり、イギリスはGMT+0です。

では日本は?

これは単純にイギリスとの時差で考えればOKです。

日本とイギリスの時差は9時間ですので、日本はGMT+9ということになります。

MT4を使ってトレードしている人は多いかと思いますが、

MT4で表示される時間、つまりサーバータイムは、

そのブローカーのサーバーが置いてある国の時間で表示されることがほとんどです。

GMT+0

・アヴァトレード・ジャパン

・セントレード証券

Forex.com UK(海外)

GMT+3/+2

FXCM楽天(旧FXCMジャパン証券)

FXTF MT4

FXDD(海外)

FxPro(海外)

ちなみに、GMT+3/+2とはサマータイム時は+3、サマータイム外は+2が採用されることを指します。

●サーバータイムにより何が変わるのか?

一番分かりやすい違いはチャート形状の違いです。

サーバータイムにより1週間に日足が5本表示されるブローカーもあれば、

6本表示されるブローカーもあります。

下のチャートは同じ期間のGMT+0GMT+3/+2のユーロドル日足チャートです。

GMT+0は日足の数が1本多く6本であることが分かります。

GMT+0

GMT1

 

GMT+3/+2

GMT2

 

日足の数が変わってきますので、

移動平均線等のインディケータ―の表示にも影響が出てきますので注意が必要です。

4H足だと終値が価格に大きな差が出てくるケースもありますので、

サポートライン等の位置に影響が出てきますのでこちらも注意が必要です。

GMT+0

GMT3

 

GMT+3/+2

GMT4

 

見えているチャートが異なりますので、

当然、意識されるサポートやレジスタンスのポイントも変わってきてしまいますね。

これら問題点を考慮した上で、自身がトレードするサーバータイムを決定する必要があります。

●最適なサーバータイムは?

どのサーバータイムを選ぶかはトレーダーのそれぞれの見解があると思いますが、

やはり見ているトレーダーが多いサーバータイムを選ぶことが重要です。

個人的にはGMT+3/+2をお勧めします。

GMT+3/+2は多くの大手ブローカーが採用しているサーバータイムであり、

このチャートで相場を見ているトレーダーが多いからです。

多くのトレーダーが見ているチャートということは、

重要なサポート・レジスタンスのポイントも近似してくるということですね。

またメタトレーダーEAGMT+3/+2を基準に作成しているものが多く、

その他サーバータイムを使った場合は修正のひと手間がかかります。

見ているトレーダーが多いということで、

私はGMT+3/+2のチャートを見ています。

日本にいるからといってGMT+9MT4を使う必要はありませんよ。

MT4はトレーダーにとって商売道具ですので、自分の商売道具は厳選していきましょう。

取引にどうしても使いたいブローカーがGMT+3/+2以外であるという人は、

チャート確認のみGMT+3/+2MT4を使えばOKですので、

このあたりは柔軟に対応していきましょう。

ちなみにGMT+0はマーケットを動かす要因となりやすいロンドン勢が、

このサーバータイムのチャートで相場を見ていますので、

GMT+3/+2の次におススメです。

ただし、GMT+0MT4ブローカーはあまり多くありませんのでご注意を。


人気ブログランキングへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください