稼げるトレーダーとそうでないトレーダーの一番大きな違いを考えたときに
パッと思いつくのは「チャートの見方」にあると感じます。
では、稼げるトレーダーの「チャートの見方」とは何なのか?
このあたりをお伝えしていきたいと思います。
●チャート全体を見ている
稼げるトレーダーは決してチャートを局所的には見ません。
見たとしても大きな視点から落とし込んでから局所的に見るという流れを必ず持っています。
チャートを局所的に見るとは、
下のチャートの青く囲ったポイントしか見ていないような状況です。
青く囲った部分の動きを見ていくと、
高値、安値共に切り上げれる動きをしていますので「上げトレンド」と判断できますが、
チャート全体を見たときにはどうでしょう?
チャートを左から見ていくと、
①から②への動きは多少大雑把なところはありますが、
高値、安値共に切り下げている「下げトレンド」です。
その後③へ移行する動きで高値を切り上げていますので、
この時点で「下げトレンドは終焉した」という判断ができます。
③の高値から下落する動きが④までにありますが、
②の安値を更新することなく再度上昇しています。
ここの上昇が青く囲った部分で「上げトレンド」と見ていたポイントですね。
つまり青く囲った部分の「上げトレンド」は単純に「上げトレンド」ではなく、
「下げトレンドが終焉した後のレンジ相場の中の小さな上げトレンド」
と判断するのが正しい分析ですであり、これが「チャート全体を見る」ということです。
局所的に見た時も全体で見たときも同じ「上げトレンド」ですが、
この二つは全く意味が異なってきます。
単純に「上げトレンド」と判断していた場合、
「よし上げトレンドだから目標リミットを大きくして大きな利益を狙おう!」
という感じに強気な買いで攻めていく姿勢になりますが、
「レンジ相場中の小さな上げトレンド」であることが把握できていれば、
同じ買いでも攻める姿勢が変わってきます。
「直近の動きは上げトレンドだけどレンジ相場である以上いつ反転してもおかしくないな。
買いでは攻めるけどあまり欲張らずサクッと利益を確定させよう!」
っていう感じですね。
チンプンカンプンに感じる人もいるかもしれませんが、
「相場は常に過去の流れがあって今の流れがある」ということを理解すれば、
チャート全体を見て相場状況を判断することの重要性が見えてくるはずです。
チャートを開いたら左側から順にチャート見るクセを付けていくと、
自然とチャート全体が見えてきますよ。
●エントリーするときも全体を見る
チャート全体を見る行為は相場分析だけでなくエントリーするときにも非常に有効です。
チャート全体を見ることと連動してマーケット心理も掴み易くなりますので、
ぜひ実践していきましょう。
チャート全体が見えていると、
上のチャート例のような価格の切り替わりが非常に掴み易いですね。
(すごくきれいなダブルボトムですね。)
質問があればドシドシどうぞ!!

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