「ダウ理論」とはチャールズ・ダウが提唱した市場での動きを評価するための理論であり、
以下の6つの基本法則から構成されています。
1.平均はすべての事象を織り込む
2.トレンドには主要トレンド、二次トレンド、小トレンドの3種類がある
3.主要トレンドは先行期、追随期、利食い期の3段階からなる
4.平均は相互に確認されなけばならない
5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
6.トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
詳細についてはWikipediaで確認できますので一度目を通してみてください。
この6つの基本法則の内、私が最も重要視しているのが、
「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」です。
高値安値を切り上げていれば上げトレンド、
高値安値を切り下げていれば下げトレンドなわけですが、
上げトレンドにおける「明確な転換シグナル」とは、安値を切り下げることなので、
安値を明確に切り下げてくるまでトレンドが継続すると判断し、
買い目線で相場を見ていきます。
また、価格がサポート・レジスタンスに抑え込まれている状況で、
「明確な転換シグナル」が発生した場合、
その転換した方向に攻めていくことに意味があります。
2番目の法則も意識しておいて損はありませんが、最も重要なのは6番目の法則です。
まずは「明確な転換シグナル」を意識してチャートを見ていきましょう。
ダウ理論は100年以上前に提唱されている理論ですので、
「こんな古い理論より最先端のインディケータを使った方がいいよ!」
と思うかもしれませんが、
結局、こういう昔からある基本的な理論が相場で生き残るために必要な知識となります。

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