③と④で複数の時間足を使った具体的なトレード方法をお伝えしましたが、
大きい時間足の使い方とポイントはわかったけど、実際にどうやってエントリーしていったらいいんだよ!?
という疑問が出てきたかと思います。
エントリーするパターンは様々ですが、
ここではもっとも高勝率なパターンをお伝えしたいと思います。
私が最も得意とするパターンです。
●鉄板エントリーポイント
こちらはポンド円の日足チャートです。
みなさんはこのチャートをどう分析するでしょうか?
すこし考えてみてください。
(Thinking Timeおわり)
チャートの左側から見ていくと、
相場は明らかな下落トレンドです。
そこから下落が落ち着くような動きがありますが、
高値切り下げのレジスタンスに値動きが差し掛かります(矢印のポイントです)。
たったこれだけの分析ですが、
日足の状況を整理すると、
・下げトレンドからの流れである
・レジスタンスラインに値動きが差し掛かっている
ですので、売りを狙っていく相場状況であることがハッキリします。
少なくともここから買いを狙いに行く場面ではないことがお分かり頂けると思います。
で、ここから今回の本題です。
エントリータイミングをどのように見ていくのか?です。
エントリータイミングを探るのは執行時間足ですので小さな時間足を見ます。
日足の矢印のポイントの15分足チャートがこちらです。
執行時間足で見ていくポイントは「それまでの流れが変わったポイント」です。
左からチャートを見ていくと日足のレジスタンスにブチ当たるまで、
15分足は上げトレンドであることがよく分かります。
日足のレジスタンス(ピンクのライン)にブチ当たった後、
この上げトレンドの流れが崩れるポイントがあります(矢印のポイント)。
これが「それまでの流れが変わったポイント」つまりトレンド転換です。
この動きが確認できれば後は戻りの動きを待って、
トレンド転換した動きに追従していきます。
例のチャートであれば青く囲ったポイントですね。
これがもっとも高勝率なエントリーパターンです。
例に挙げたチャートは非常にきれいな形なので分かりやすいですが、
ほとんどのチャートはこんなにきれいな形ではありません。
しかし、見るポイントはどんなチャートであろうが、
「それまでの流れが変わったポイント」ですので、
このような目線でチャートを見ていけば迷いは減るはずです。
検証から実践に落とし込んでぜひ自分のスキルに昇華させましょう。
こちらで動画解説も見れます。
<オマケ>
日足の相場環境を確認していなければ、
レジスタンスに気づくことはありませんので、
15分足では買いを狙いたくなる場面ですね。
しかし、
この場面での買いが愚策であることは日足を確認していれば明らかです。
これがマルチタイムフレーム分析の力です。
質問があればドシドシどうぞ!!

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